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  流麗な砂紋を描く玉石が真夏の陽光を浴びて輝いている。 大小様々な石が並べられた日本庭園の中央には瓢箪のような形の池があり、そのくびれを跨ぐようにして橋が架けられていた。池には色鮮やかな錦鯉が何匹も見られ、錦鯉は鋭い陽射しを避けるように橋の陰に隠れた。 日本舞踊松坂流宗家の屋敷はその中庭を囲むようにして建てられている。総檜造りで、屋敷の南側には四十畳程の舞台があり、稽古だけではなく、本格的なお披露目もできるよう客座も据え付けられていた。 松坂幸四朗はその舞台とは中庭を挟んだ北の客間にいた。当主らしく和装に身を包み、苦虫を噛んだような表情で仁王立ちしている。屋敷の中はしんとしずまり、ときおり庭から聞こえてくる鹿威しの音が涼しげに鳴った。 足下では、ことし嫁に出したばかりのたか子が額を畳につけたまま動かないでいた。「一度嫁いだからには、お前にはもはや市川の家より寄るものはないと云ったはずだ。それが一年も持たずに出戻ってくるとはなにごとだ」 幸四朗の厳とした声が響く。悪い縁談ではなかった。歌舞伎で名門の市川家が是非にといって貰ってくれたのだ。「お前も日本舞踊宗家である松坂家に生まれた女なら、これが両家にとってどのような影響をもたらすことになるかわかるだろう」 市川家と縁を結んだことは、松坂家の長い歴史の中でも重要な意味をなす、それだけに僅か半年程度で離縁となれば、松坂家、市川家の両家だけではなく、ほかの伝統舞踊全体に悪い影響をもたらすことは必至であった。「申し訳ありません」 たか子はひしと父を見上げ、そこへ手をついた。たか子の上品な面立ちが露わになる。きれいな円弧を描いた眉、凛とした瞳、鼻筋や頬の線はやや丸みを帯びているものの、それが現代の女性にはない古風な美しさをたか子にもたらしていた。「謝ればいいというものではない」「――面目もございません」 幸四郎の言葉にたか子は上半身全体を畳にすりつけるようにして平服叩頭する。自然とたか子の体は弓なりになり、桃のような尻が突き上げられる格好になった。 目の前で尻を突き出すたか子の仕草に、幸四朗は一瞬、怒りも忘れて、思わず唾を飲んだ。 大人びたブラックのパンツスーツを突き破らんばかりにピンと張り詰めた桃尻が左右に揺れる。熟れた女の双臀はいかにも柔らかそうで、合わせ目から漂う女の色香はまさしく人妻の持つそれだった。 ――男を覚えたな。 女になった娘を見ながら、幸四郎は心の中で呟いた。市川の男は代々女好きで知られている。歌舞伎の世界で生きる人間である以上それはある意味しかたのないことだ。だが箱入り娘であるたか子にとって、夫の夜伽をするのは大変なことであったろう。純血を捧げたその日から毎晩のように抱かれ、女体をいいように弄ばれながら女の喜びを覚えていくのだ。 黒髪を振り乱しながら、妖艶な声をあげる娘が脳裏に浮かび、幸四郎は股間に血液が集まってくるのを感じた。 ――何を考えている相手は娘だぞ。 幸四朗は不埒な考えを追い払うように頭を振る。だが、一度意識してしまえば股間の一物は収まる気配がない。幸四郎の海綿体は血液を砂漠に砂のように吸い上げると、肉竿を支柱にして、袴に卑猥なテントを張った。「と、ともかくお前は市川の家に戻るのだ」 幸四郎は上擦った声で言うと、膨らみを見せてはなるまいとたか子にさっと背を向けた。 ともかく、話がこじれないうちに多少強引でも市川の家に帰らせてしまった方がいい。どうせ、女の喜びを覚えてしまったたか子にいつまでも一人寝が続くはずがないのだ。「京子のことなら気にしなくてよい。かえってお前が出戻ってきたと聞いたら、体の調子を悪くするわ」 妻の京子は病弱で床に伏せっている事が多い。恐らく、たか子はそのことが気になって戻ってきたのだろう。だが、京子のことなら自分が元気なうちは十分に身の回りの世話をこなせる自信があった。「お前は女の幸せだけを考えていればよい」 そういって幸四郎が部屋から出て行こうとしたとき、たか子がさっと動いた。「お父様、お待ちください」 そういって幸四郎の足下に縋り付く。「くどい」 幸四郎はたか子を足で振り払おうとするが、たか子はなおも食い下がった。蔦のように身を絡ませながら、じりじりと幸四郎の太股を迫り上がってくる。 ――まずい、このままでは。 幸四郎の男は完全にいきり立っている。もしも、たか子に前に回られてしまえば、実の娘に勃起した肉棒を晒してしまうことになるのだ。そうなればもう説教どころではない。ともかくたか子を引きはがして、この場を後しなければならなかった。幸四郎はたか子を引きずるようにして強引に前に出るとふすまに手をかけた。「お父様後生ですから」 たか子が叫んだのと同時だった。太股から引き剥がされたたか子の掌が幸四郎の肉棒を掴んだのは。「うっ」 幸四郎の口から思わず快感の呻きが漏れる。たか子にしてみれば、父に捨て置かれないように必死で手を伸ばした結果に過ぎない。たか子自身、己が父のいきり立った肉棒を掴んでいるとは夢にも思わないだろう。 ――気づかれないうちに早く何とかしなければ。 たか子が少しでも落ち着いてしまえば万事休すである。人妻であるたか子が勃起した一物に気づかないわけがない。幸四郎はたか子の手をなんとか別の部位に移そうと、一層激しく身を揺する。だが身を揺すれば揺するほど、肉棒を掴むたか子の指先に力がこもり、蛇のような指先が幸四郎の股間を捕らえていく。 肉棒を襲う強烈な刺激に幸四郎は思わず身もだえする。 ――駄目だ。このままでは気をやってしまう。 これ以上、体を動かせば射精してしまうのは火を見るよりも明らかだった。 娘の手によって気をやってしまうわけにはいかない。だが、娘に自分の一物を握られているという思いが、かえって幸四朗の肉竿の感度を飛躍的に上げていた。まるで童貞のような肉棒の頼りなさに幸四朗の威厳ある表情が溶けた蝋のように崩れていく。 幸四郎は奥歯を噛みしめると、最後の力を振り絞りたか子の手から逃れようとする。だがたか子も引かない。二人の荒々しい息づかいと衣擦れの音が部屋の中に響く。いつしか幸四郎の肉棒を掴む手は二つに増えていた。 娘が自分の尻に顔を埋めるようにして、肉棒を両手で引き絞っているという異常な事態にとうとう奮闘していた幸四郎の動きが止まった。 もはや袴の下に隠れていた肉棒はたか子の手によって完全に捕らえられ、肉棒はその形を無残なまでに浮き上がらせている。「あうっ」 ついに幸四郎は快感の喘ぎを漏らした。もはや弁解の余地はない。 父が娘に欲情し、その一物を娘がしっかりと握っているのだ。 たか子は何も云わない。しかし、たか子の左手薬指にはめられた結婚指輪がもはや父の全てを知ったのだと雄弁に語っていた。「お父様」 たか子が尻に顔を埋めたまま云った。たか子の声が尻にビブラートして何ともいえない快感を幸四郎の菊穴に伝える。「もう少しだけたか子をお側においてください」 その言葉を合図にたか子の指先がやわやわと動き出す。勃起した肉棒を溶かすような揉み込みに幸四郎は答えることも、振り解くこともできずに、ただされるままに愛撫を身に委ねる。たか子の琴を弾くような巧みな指裁きは、男芯まで快感を響かせ、確実に幸四郎を追い込んでいった。 ――もう、これ以上は無理だ……  性を吐き出す予兆、しかも大爆発の予兆である。「わかった。もうしばらくいてもよい、だから――」 幸四郎は最後まで続けることができなかった。たか子の指の動きがいきなり激しくなったのである。「……そ、そういう意味ではない! この家にいてもよい、だからその手を止め――」 たか子の手の動きは更に激しく複雑さを増していく。親指で亀頭を擦りながら、小指と薬指で肉棒の腹を丹念にしごき、もう片方の手でふぐりをタプタプと揉みし抱く。 絶対に気をやるわけにはいかなかった。父として、松坂流十九代当主として、娘の指先で精を放出させるなど、決してあってはならないのだ。 だが、幸四郎のリビドーは父としての威厳と反比例するように急上昇していく。 肉棒を満遍なく愛撫され、熱い吐息が尻にあたる快感に思考は分断され、幸四朗の覚悟も砂上の楼閣のように土台から崩れ落ちていく。もはや恥も外聞もなかった。幸四郎は腰を振りながら、たか子の指先に自らの肉棒を擦りつけ、たか子の鼻面に己の尻穴を突き刺していく。 たか子もそんな父に応えるように、顔と手首に力を込め、肉棒と尻穴の快感が一つになるよう手助けしてやる。「……ハアハアハアッ」 呼吸がにわかに速くなり、肉棒が小刻みに震えだす。ついに父が崩壊する瞬間がやってきた。太股がぎゅっと締まり、うっと呻いたかと思うと、幸四朗は体を前屈みにして、自らの肉棒をギュッと掴んだ。 幸四郎とたか子、合計四本の手に取り押さえられたにも関わらず、それらをものともせずに、幸四郎の肉棒が律動する。ドクドクと小気味良いリズムが掌に伝わり、熱い迸りが袴に吐き出されていく。「ああっ……」 あまりの快感と情けなさに厳格な父親が女のような声を上げる。そんな父を嘲笑うかのようにたか子の指先がグリグリと動き、最後の一滴に至るまで精を絞り出した。 精を実の娘に抜き取られた幸四郎はもう何も言えなかった。 たか子は幸四郎が完全に気をやった後も、しばらく肉竿を離さないでいたが、やがてそっと手を離すと、ご立派でしたと、幸四郎の耳元でささやき、そのまま幸四郎の袴の中に体を入れて、幸四郎が吐き出した精の後始末を始めた。 たか子の下が太股に垂れた精液を舌先で拭っていく感触に、幸四郎はようやく我に返った。たか子の舌先が精液を辿りながら徐々にあがっていく。 そこまでしなくともよい、本来ならそういわなくてはいけない。だが、これから先に起こるであろう事態を思えば、その言葉も喉元でつかえてしまう。 ――私はどうかしている。 そんな理性の警鐘も、もはや火の着いた幸四朗の情欲には届かなかった。 やがてぽってりとしたした唇が鈴口に触れたかと思えば、そのままうどんでもすするかのように幸四郎の肉棒がつるっと、たか子の口の中に飲み込まれてしまう。 幸四郎の顎があがり、重い吐息が漏れる。肉竿はみるみるうちに力を取り戻し、やがて袴の中からはピチャピタと舌鼓を打つ音が淫らに響く。「おおんッ……」 幸四朗が重い吐息を漏らす。  たか子の黒い企みははじまったばかりだった。      風俗 デリヘル SMクラブ ライヴチャット